ピクティスト宣言
(写真提供/みやみや様)


先日行われた日本ピクトさん学会の役員総会(つまり私の自問自答である)において、次の案件が決議されたのでここに発表する。本日より、ピクトさんを愛し、研究する者のことを「ピクティスト」と呼ぶ。研究者諸氏は今後、ピクティストとしての自覚を持ち、さらなる研究活動に励んでいただきたい。自覚と言えばつい先日、私は路上に停まっているトラックにピクトさんを見つけながら、それを撮り逃がしてしまった。近所のコンビニに行くだけだったので、カメラも携帯も家に置いて外出していたのである。ピクティストとしての自覚が足りなかった、と反省している。ぜひこれを他山の石としていただきたい。「偶然は準備している者に味方する」とパスツールも言っている。ピクティストは知っている。出会いが人生をつくる、ということを。ピクティストは知っている。ありふれたこの日常こそが、宝物なのだということを。ピクティストは知っている。想像力は、世界を変えるということを。


つまらない景色など、この世にはない。
つまらない見方があるだけだ。
内海慶一