事務局からのお知らせ/2005年3月





2005.3.30

パリ駐在員のいとうさんからいただきました。
ベルギーのブリュッセルで撮ったものだそうです。





下に掲載したコンガを叩くピクトさんもそうですが、
ヨーロッパのピクトグラムはこれで 「禁止」を表すんですね。
日本人が見るとちょっと戸惑うでしょう。
斜め線も入ってないし、
全体の形が丸だし。
OKの意味のようにも思えます。

ISOなんかがピクトグラムの標準化に努めてますが、
ルールを共有するのはなかなか難しいみたいですね。
それぞれの国が長い時間をかけて慣れ親しんできた
パターンというものがありますから。

ピクトグラムが抱えている課題と言えるでしょう。



話は変わります。
この前ミスドでピクトさんを目撃したのですが、
陳列棚の向こう側だったので
さすがに撮影できませんでした。
たぶんシューマイとかのための蒸し器だと思うのですが、
電子レンジっぽい感じの機械に
そのピクトさんはいらっしゃいました。
開けた扉からモクモク出てくる高温の蒸気で
ヤケドしそうになってました。

お店の人に事情を話して
撮らせてもらおうかとも思ったのですが、やめました。
熟考した結果、
「春先になると出てくる人」的な目で見られる確率が
かなり高いのではないか、という結論に達したからです。

皆さんもミスドに行く機会があったら
そのピクトさん、確認してみてください。
見えるところにいるのに撮れない、このもどかしさ。

ちなみに私は
フレンチクルーラーが好きです。




2005.3.28

おりさんから海外ピクトさんをいただきました。
まずはドイツのデッサウから2点。


 
「電車にぶつかる寸前」を演じる
決死のスタント。
コンマ1秒の狂いが命取りになります。

続いて道路でボール遊びをする親子。


 
一見、平和な日常風景なんですが、
向こうに見える車が
不穏な空気を漂わせてます。

続いて上海から2点。

 
 
ゴミを捨てるピクトさんは日本にもいらっしゃいますが、
タンを吐くピクトさん・・・
超バッドマナー系ですね。
でもなんか格好がかわいい。

最後に、アムステルダム駐在員のyukoさんから、
コンガを叩くミュージシャンピクトさんです。


 
楽しそうですね。
でもなんとなくもの悲しさを感じてしまうのは
私だけでしょうか。
普段、いろいろと酷い目に遭っているピクトさん。
辛い日々に耐えながら生きているわけです。
そんなピクトさんの心が解き放たれるのは、
こうして休日に音楽を演奏している時だけ・・・

しかし数ある楽器の中で、
なぜコンガなんでしょうね。
「音楽の演奏」を表すのなら
もっと一般的な楽器を描けばいいのに。
そんなにコンガ率高いのか、アムステルダム。

でもたとえコンガでも、
聞こえてくるのはブルースの調べです。




2005.3.26

まゆらさんからです。
バッドマナー系ピクトさん。

 

これ、台の上にテレビモニターが載ってる図なんですが、
右のやつ見てください。
モニターにぶらさがってます。

しないよ誰も!
ぶらさがる理由がないよ!

あ、またつっこんでしまった。
いかんいかん。
つっこみ禁止なんですけどね。マイルールで。
ピクトさんを応援するのが当サイトの主旨ですから。
(自分に言い聞かせるように)

続いては、私からの投稿です。
この前、仕事である鉄工所を訪問したんですよ。
小さな町工場です。
行く前から「いるんじゃないか」とは思ってたんですが、
やはりいらっしゃいました。



マシニングセンタという
部品加工の機械にいらっしゃいました。
矢印の角度と曲がった体の角度が
ぴったり重なりそうな感じが好きです。
大陸移動説みたいな。
(例えがわかりにくいよ)

もう一個あります。



酷いですね。
指がさっくりいってます。
右側、読みにくいと思いますが
「この扉を不用意に開けてはならない」と
書いてあります。
不用意。
いい言葉ですねえ。
不用意。
これから積極的に使っていきたいと思います。

考えてみれば、ピクトさんというのは
「不用意にいろんなことをやる人」なんですよねえ。

私も不用意にこんな学会をつくったばっかりに、
人生の貴重な時間を棒にふってます。




2005.3.24

しものさんからいただきました。
寝タバコ&歩きタバコピクトさん。





バッドマナー系ですね。
こういうことをしてるから、
3.22で掲載したような火災を引き起こすんです。

おまけ。消火活動。



(みやみやさん投稿)




2005.3.22

オランダ在住のyukoさんから、
2点いただいてます。



荷物を運ぶ労働系ピクトさんですが、
なぜか首がなくなってます。
マジックかこれは。
デビッド・カッパーピークトか。

続いて消火活動をするピクトさん。
スーパーにいらっしゃったそうです。



二人で火を消し、一人は逃げ道を確保。
すばらしいチームワークですね。

えー、yukoさんを本日より
日本ピクトさん学会の
アムステルダム駐在員に任命します。
よろしくお願いします。

これで海外拠点は
韓国、フランス、オランダ
の3ヶ国になりました。
ピクトさんに国境なし、です。



新ページ「ピクトさんの分類」をつくりました。
中身はまだできてませんが、
ピクトさんを体系的な視点で見る楽しさを
感じていただければと思います。
私は「地味〜にイヤな目に遭ってる系」が好きです。




2005.3.19

ともぞうさんからです。
親子のかけこみ系ピクトさん。



新潟市内のデパートにいらっしゃったそうです。
なんでしょうね。この鋭利なデザイン。
何に影響を受けているのでしょうか。
手は確実に
藤子・F・不二雄先生の影響を
受けてますけどね。

こちらはこの前私が撮った
基本的なかけこみ系ピクトさんです。



高校生の時、陸上部だったんですけどね、私。
陸上ってかなりキツイんですよ。毎日の練習が。
肉体的にはもちろん、
来る日も来る日も走るだけだから
精神的にもキツイし。

かけこみ系ってピクトさんの中では
あまりパッとしませんが、
私は強く同情してます。




2005.3.16

しものさんからです。
駅のホームの休憩室で
ごろ寝するピクトさん。



はははは。
ごろ寝って。
他に言い方ないのかっていう。
ごろ寝。
あためて見るといい言葉ですねえ。
言葉を聞いただけでリラックスしてきます。
ごろ寝。
畳文化が生み出した日本の横たわり方。

外国にも「GORONE」として広まってほしいな。
ZENが広まったように。
心身共にリラックスできる
ジャパニーズ・リラクゼーション・ポーズ、
それがGORONE。

でも日本っていうかタイっぽいな。

そんなことはどうでもいいんですが、
これ、ピクトさんのお仕事としては
バッドマナー系に属します。
したくもないのに、マナー違反をさせられているわけです。
広い意味での精神的ダメージ系に含まれます。




2005.3.14

あのあさんから、ピクトさん目撃情報が届きました。
砂利運搬車の車体で目撃したそうです。
再現画像をつくって送っていただきました。

あのあさんのメールより
 私がある日の出勤途中に目撃したのを再現してみました。
 出勤時間まで5分くらいしかなく
 非常に急いでいたので、撮影し損ないました;
 砂利搭載部分にピクトさんがウッカリ入っていて、
 上にみっしりと砂利が詰まってました。
 ピクトさん決死のスタント。



わあ・・・
酷いなあこれは。
今後、砂利運搬車を見かけたら要チェックですな。
しかし砂利運搬車を見つけて
うれしそうに駆け寄っていく自分っていうのも
あまり想像したくないんですけど。

あのあさん、ありがとうございました。
「幻のピクトさんFILE」に加えさせていただきます。

ピクトさんの研究をしていると、
「一期一会」という言葉を
噛みしめることが多いです。




2005.3.12

serimasaさんからいただきました。
遊園地の転倒系ピクトさん。





serimasaさんのメールより
 このピクトさんは、
 大分県の「城島後楽園ゆうえんち」の、
 「ポセイドン30」というアトラクションの近くの橋の上で
 注意を促していました。
 このアトラクションは巨大な水しぶきを上げ、
 その水を浴びるところに橋が架かっているんです。

汗、動線といったマンガ記号が付いてますね。
これは海外のピクトさんにはあまり見られない表現です。
さすがMANGAの国、日本。

他にもかけこみ系のピクトさんで
足がグルグル巻きになってるやつとかあってほしいな。
(高速で走っている様子を表すやつ)

あと感電系のピクトさんには
透けたガイコツを描いてほしい。




2005.3.9

収納☆Danceの館長さんからいただきました。
18歳未満の人間を演じるピクトさん。



胸にあからさまに
「18」と書かれてしまっている。
レッテルを貼られたピクトさんというのも珍しい。

私は昔、テレビのニュースで
「少年」と書かれたゼッケンを付けた
中年男性を見たことがある。
白昼で、街なかだった。
他にも何人か、ゼッケンを付けた人がいたと思う。
たぶん警察の訓練の様子だったのだろう。
ニュースの内容はまったく憶えていないのだが、
その「少年」のゼッケンの中年男性だけ
妙にはっきりと憶えている。

多くの人生経験を積んできたであろう中年男性が、
胸に「少年」。

切ない映像だった。




2005.3.7

子供のピクトくんも大変です。
ショッピングカートで遊ぶ100の方法。















とんがりやまさん、
みやみやさん、
じゃんくさんにいただきました。
ありがとうございます。

人間の想像力が無限であるということを
あらためて思い知らされますね。

スキージャンプペアみたいに
これも「ショッピングカート」っていう競技になったら面白いな。
スーパーの通路をカートで走りながら、
子供がいろんな技をキメるっていう。
二人一組のパターンも広がりが出そうですね。
二人乗りボブスレーのスタートダッシュみたいな感じで助走つけて。

あとどうでもいいんですけど
二人乗りリュージュってステキですよね。

http://ycaweb.com/mblf/lugu.htm

拡大→ http://ycaweb.com/mblf/2nin.htm

前の人の腕と、後ろの人の足の絡み具合。




2005.3.5

たっきーさんからの投稿です。
マッサージをするピクトさん、されるピクトさん。



たっきーさんのメールより
 マッサージされている方のピクトさんの足が気になります。

今押してるツボが
足をあげさせるツボなんじゃないですか。

ときどき体のどっかをポリポリ掻いたら、
それに反応して全然別のとこが
ピリッとすることないですか?
あれと一緒だと思います。
人体の不思議というやつです。

どうだろ。私だけかなあ。
腕とか、かゆいなーって掻いたら
脇腹がチクっとしたり、たまにあるんですよねえ。
経絡(けいらく)とやらの存在を肌で感じる瞬間。

たっきーさんは中学生なんだそうです。
どうしよう。
すごい責任感じるなあ・・・
大丈夫ですかたっきーさん。
思春期の多感な時期に
ピクトさんがどうとか言ってて。

親御さんはご存じなのですか。
我が子の成長過程に不安を抱いてないですか。

そのうち親御さんから苦情のメールとか来ないかな。
「うちの子をそそのかしているのはお宅ですか!」とか
怒られたりして。

そんな時は得意の格言で応戦。

子供は五歳までに、その生涯に学ぶべき事を学び終える。
フレーベル

だからもう手遅れです!




2005.3.3

まんぼうくんからいただきました。
名古屋城の金鯱で被害に遭うピクトさん。



まんぼうくんのメールより
 「あなたも金のシャチホコにまたがってみよう!!」と
 実物大の金のシャチホコの模型が置かれている
 コーナーにピクトさんはいらっしゃいました。
 ちなみにその模型はこんな感じです。

http://www.nagoyajo.naka.nagoya.jp/donjon/ten5.html

 金のシャチホコのインパクトも十分すごいのですが、
 相変わらず体をはっているピクトさんにも感動を覚え、
 写真をとった次第です。

わはははは!
「金のシャチホコにまたがってみよう」。
私はけっこうです!

以前に「その地域ならではのピクトさんが集まると面白いかも」
と書いたことがありますが、
このピクトさんはまさにそれですね。
「シャチホコのしっぽで頭を打つ」なんて、
このピクトさんしか体験してないでしょう。

上にリンクしてる名古屋城のサイトも見てください。
面白いです。
「青空を背景に、金鯱にまたがって記念撮影をどうぞ」って。
いえいえ、お構いなく。

その下にある「石引き体験コーナー」も見逃せません。
「石引き体験コーナーでは、
当時の石垣の石を運びこむ様子を再現しています。
当時の苦労がしのばれます」。
いいなあ。「当時の苦労がしのばれます」。
これはちょっと、そそられますね。
石引きしてみたい。
石引きして当時をしのんでみたい。
石引きして当時をしのんでいるところを写真に収めてもらいたい。
その写真を引き伸ばして誰かに贈りたい。
(嫌がらゼント)

折しも愛知万博まであとわずか。
それに合わせて、19日からは
実物の金のシャチホコが触れるらしいですよ。

http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1013932/picture_detail

時事的な話題は(このサイトにおいては)入れない方針なんですが、
まあ、ふれざるを得ない時もありますね。
オリンピックの時もふれたし。

万博会場のピクトグラムが気になる今日この頃です。




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